道下ファミリーがゆく!

フランスの民宿〜シャンブル・ドット〜

 

 

第1回 シャンブルドットナンバー1163

MADAME SEROUART ELISABETH のシャンブルドット

(ボーヌ)

 

 

  シャンブル・ドットってご存じですか? いわばフランス版B&Bとでも申しましょうか。一夜の宿+朝食が基本の民宿ですが、予約すればそのおうちの家庭料理を家族の方と一緒にいただくことができる、とてもアットホームな滞在方法です。試しに一度、ワインで有名なボーヌ市近くのシャンブルドットを利用したのを機に、すっかりシャンブルドットにはまってしまった道下ファミリー。

 今回は、道下ファミリーをシャンブルドット道へ突き進ませるきっかけとなった、ボーヌのシャンブルドットをご紹介します。

 

 きっかけは、久々にとれた休暇でブルゴーニュ地方を車で旅してみよう!ということから始まりました。しかし、子連れの旅行でホテルというのもなかなか不便。そこで私(道下・妻)が以前から興味のあったシャンブル・ドットに泊まってみよう!と提案いたしましたが、道下(夫)はいまいち反応悪し。“民宿”というのが、どうもイメージがよくわからない&気をつかわなきゃいけなんじゃないか=めんどくさいということで、「ホテルでいいじゃん〜」と言う夫を、「今回だけ! 今回だけ泊まってみよー!!」と妻の強い希望で無理矢理企画(旅行日程は私がたてるので、夫、しぶしぶ承知)。

ということで、初めてのシャンブルドット体験をすることになりました。

 

パリを出て数時間、途中ディジョンによってからボーヌに向かったので、ボーヌに着いた頃にはすっかり暗くなってしまいました。道下(夫)も車でのフランス遠出旅行は初めてで、なかなか道がわかりません。近くのガソリンスタンドで、「この場所(シャンブルドットの場所)を教えてほしい」と訊ねると、そこのおじさん一言、「これは説明するのが非常に非常に難しい」。

それでもなんとかいろいろな目印を教えてもらい、進んでいくと道はほそくほそーく山の中に続いていきます。「ほんとにここでいいのかよー!」と叫ぶ夫をなだめつつ、暗い山道をがんすか登り続けて、ようやく見つけだしたのが、ここ(ちなみに一回通り過ぎた)。

ここでシャンブルドットビギナーの私達は気づかなかったのですが、本来シャンブルドットをやっているお宅では、共通の看板を出しています。日本のペンション感覚の私達は、てっきり外に民宿名とかペンション名を書いたでっかい看板でもあるものと思っていたのですが、あるのはその看板のみ。

これが「うちはシャンブルドットやってます」の看板だ!→

 しかも表のガレージの扉は固く固く閉ざされています(高まる不安)。なんだかちっとも「ビアンビニュー!」って感じじゃないぞ〜とおそるおそる外から携帯で電話をかけてみると・・・・オーナーのマダムが中から出迎えてくれました(ちょっぴりホッ!)。そして、これは子連れの強みですが、「あら、かわいいお嬢ちゃんもいっしょなのね!」と、なごみモードにすんなり入ります(うちの子は愛想がよいので、そういわれるとさらにこれでもか!と前面にさしだします(笑))。そうして案内されたお部屋に通され、「おぉぉぉー!」と思わずうなってしまった私と夫。広いリビング、さらに別室のベッドルーム、きれいなバスルーム、さらに山道をうんこら登ってきただけあって、バルコニーからはボーヌの街の美しい夜景が一望できます。こ、これは予想以上のレベルの高さだ! 部屋の説明、ガレージの説明を受け、鍵を受け取ったあとは、この広い居住空間が自分たちのものに! ソファーにごろりと横になった夫は「いや〜ん、シャンブルドット最高!」などと言い出す始末・・・・。

 

 

 

 

リビングは明るくて気持ちがいい。

朝食のジャムはすべてマダムの手作り。 

  

さて、ここでシャンブルドットの探し方について。私達は、フランスのシャンブルドット情報を一手に扱っている(らしい)GITES DE FRANCE (ジット・ド・フランス)のサイトを使って調べました(http://www.gites-de-france.fr/fr/index.htm)。このトップページで言語選択も可能。英語表示にすることもできます。

1)トップページから、「choisir une chambre dhôtes(シャンブルドットを探す)」(左のリスト内中央)をクリック。
2)「Recherche par commune(地域から検索)」をクリック。
3)「choississez votre commune(行きたい地域)」の空欄に、都市名などを入力。「Rechercher」をクリック。
4)絞り込みの情報を入力
sur ou autour de la commune」・・・行きたい町から何キロメートル以内のシャンブルドットか。10キロ、20キロというように該当項目を選択。「sur place」というのは、まさにその町のなかで、ということ。該当するシャンブルドットがなければ、地域を広げていくとよい。
nombre depis」・・・穂の数=シャンブルドットのランクのこと。フランスのホテルが星で格付けされているように、シャンブルドットは麦穂のマークでランク付けされている。1本〜4本まである。
prix maximum」・・・予算の最高。通常は2名1室利用・朝食付きの値段。55〜60ユーロ以上のシャンブルドットであれば、かなり快適な部屋が期待できる。
accès hamdicapés」・・・身障者対応の必要の有無。
animaux accepté」・・・ペット受け入れ対応の必要の有無。
piscine privée」・・・プライベートプールの必要の有無。
Rechercher」をクリック。
5)該当するシャンブルドットのリストが表示されるので、気に入ったところをクリックすると、さらも詳しい情報(外観の写真、連絡先、料金、設備内容)がわかります。ちなみに、リストには国旗によってフランス語以外に話せる外国語が表示されています。英語OKのところも増えてきました。

 

 さて、到着時は夜遅かったため、お部屋の説明だけ聞いておしまいだったマダムとの会話ですが、翌朝の朝食時にはおいしいパンとジャムをいただきながら、ゆっくりお話を聞くことが出来ました。実はこちらを訪れた日本人の泊まり客は私達で3組目とのこと。

「一組目のお客様はね、信じられないくらいおっきな車で来たの! あの細い山道よく上ってこられたわね〜ってとってもびっくりしたわ。2組目の人は、ボーヌの街から歩いてきたの! この荷物もって、ほんとに歩いてきたの?ってこれもびっくりしたわ(ちなみに私達の場合、ボーヌ中心部から車で15分くらいかかった)。だからあなたたちが初めての日本人の「普通の」お客様ね(笑)」

 

一面に広がるブドウ畑。

不安になりながらのぼった山道は、すべてブドウ畑だったのです。

どうりで真っ暗だったわけだ・・・

 

 ところで、私達は利用しませんでしたが、こちらでは夜のお食事を予約すると、フランス料理の料理人であるご主人が、フレンチディナーを用意してくださるそうです(う〜ん、食べたかった! 残念)。お庭にはプールもあり、ゆっくりとした滞在が楽しめるシャンブルドットです。ここは、また泊まりたい!

 

 

この細い道をのぼりきったところに

シャンブルドットはあった・・・

 

 

 

 

CHAMBRE NO 1163

MADAME SEROUART ELISABETH

住所 CHEMIN DU DESSUS DE BRESSANDES 21200 BEAUNE

電話 03 80 22 93 50

E-MAIL   serouart@wanado.fr

ホームページアドレス  http://www.maisonbressandes.com/

*お部屋は全部で3部屋。私達の泊まったのは一番大きなタイプで、1泊朝食付きで75ユーロでした。

マダム・エリザベスと記念撮影。

お世話になりました〜!